防災の複雑な避難マニュアルについて、こどもたちがすごろくを通じてシミュレーション(仮想体験)をしながら学ぶ。すごろく体験後、大人たちが自分たちの住んでいる地域と照らし合わせ、避難経路の見直しを検討、そのための防災まちあるきの実施、さらにわが町防災すごろく制作の実施へとつなげる事業。
概要
実施日時:随時
場所:大阪市内各所
参加者の人数:1グループ内4名までの参加。
最大で5グループ×3ラウンド(合計60名)が1日に体験した実績有。
国土交通省主催の防災士があつまる事業内のコンテンツとしての実績有。
主催:Cラボ
担当:イナダ
関係者:各区まちづくりセンター及び各区役所、地域活動協議会
寝ている時に、大地震が発生。
近くにあった防災グッズ3つだけを選んで家を出て、一時避難所まで逃げるという設定。
スタート時に6つのアイテムから3つだけを選択してスタート。
すごろくは1~6ではなく青の1~3、赤の1~3に分かれている(差がつきにくい狙いとマス毎で起きるイベントに繋がる仕掛け)。
止まったマス毎でイベントが起きて、持っているアイテムによって結果が変わり、結果によっては✕カードをもらうことになる。
ゴールした時に✕カードが最も少ない人が優勝。
例:割れたガラスが散乱。スリッパがないと✕✕ 終了後に、止まったマスの振り返りをしながら、実際の被災時の写真をみながら解説を行う。
全てのマスで起きたことは、阪神淡路大震災の時に実際起きたことであり、それぞれに対してどのようなアイテムが有効なのかを専門家からの意見を元に制作したものであることを説明。
成果
ゲームも訓練もどちらも模擬体験であるが、そこの競争性(✕カードの枚数)や偶然性(すごろく)、自主性(アイテムの選択)を持たすことで、主体的に防災を学んでもらう仕掛けとして各地で実施。
一部地域では、研究室担当者からのレクチャー後、自作の巨大防災すごろくを毎年検討と修正を重ねながら、継続して実施している地域もあり、あわせて防災まちあるきの実施、避難経路の見直しへとつながった地域もある。
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